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未来へつなぐ伝統工芸のタイムカプセル
あなたは伝統工芸を身近に感じたことはありますか?
子供の頃に両親へ何かを作ってあげたこと・貰ったことを覚えていますか?
日本の技術の原点ともいえる伝統工芸は、機械化が進み身近な存在ではなくなりつつあります。
近年では後継者不足も問題となり、これからの社会につなげていけるのか問題になっています。
親子とは大人になっても、この世を去っても消えることのないつながりです。
そのつながりの中での出来事や忘れてしまっている思い出は、今でもとても大切な「親子のつながり」です。
この作品は、機械化が進み近年では後継者不足や伝統工芸離れが問題になっている中で、
「伝統工芸に興味を持つきっかけ」になり、時間が経つにつれて忘れていってしまう、
「親子の思い出」をよみがえらせる作品です。
作品の流れとして「子から親へ」「親から子へ」をメインとしました。
また、小学校と伝統工芸体験施設の協力作品とし、授業のカリキュラムとして取り入れてもらうことを想定しています。
10歳の子供が授業の一環として藍染で風呂敷を染めます。
「○△▢」を使い小学生の自由な発想で形を作り、抜染という色を抜く技法を使いワンポイントマークを付けます。
それを二分の一成人式で両親に宛てた手紙を包みプレゼントします。
そして10年後その風呂敷を用いて、「袱紗(ふくさ)」にリメイクします。
職人が型紙を彫り、抜染した柄に両親が自由に染色します。成人式で手紙を入れて子供にプレゼントします。
世界に1つだけの「親子の証」を10年の時を経て完成させる「時を越えた」作品です。
材質:藍 / 綿100%白生地 /
子供が藍染をしている風景
藍染した風呂敷
○△▢で好きな形を作り抜染を行った風呂敷
子供から両親へ
パッケージと内容物
染色前の袱紗
両親が染色している風景
染色後の袱紗
手紙を入れている風景
両親から子供へ
とても丁寧に作られた作品だと思いました。
私も小学生の頃駿府匠宿で竹細工を作りました。が大人になってから思い出すことはありませんでした。染めて楽しかった、貰って嬉しかったに留まらず成人した子供に袱紗にして返すと言うのが藍染を思い出すきっかけになりより一層思い出になるなと思いました。
とっても素敵✨
企画は何度読んでも素晴らしいと思います。地域の資源×教育はシビックプライドにも繋がります。
時系列に沿った展示も良いですね。ぜひ実現してほしいです。